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│ ☆ グローバル通信Ⅱ vol.１７０ ☆ ２０２５／９／１配信 │
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│ 今月のＩＮＤＥＸ │
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- 「４割超が違法な時間外労働」事業主が”本気”を示すとき [1]
- 【求人】数字で見る求人の「今」 [2]
- 【助成金】従業員の人材育成に活用したい「人材開発支援助成金」 [3]
- スタッフのつぶやき [4]
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│ 「４割超が違法な時間外労働」事業主が”本気”を示すとき
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厚生労働省は、令和６年度に長時間労働が疑われる事業場を対象にして労働基準監督署が監督指導した結果を公表しました。
それによると監督指導の実施事業場の42.4％（11,230事業場）が違法な時間外労働を行わせており、その違反内容は、時間外・休日労働が月80時間超～100時間超の事業場が77.1％（8,655事業場）を占めており、月200時間を超える事業場も1.1％（124事業場）ありました。
違反理由として業務繁忙、同僚の退職や休職による人手不足など様々な要因が考えられますが、今後、更に労働市場での人員確保が難しくなることを考えると「働き方の改革」を加速させなければ法令違反は是正されず、レピュテーションリスクによる悪循環となります。
会社が今後存続するためにも「課題」は先延ばしにせず、本気で取り組む姿勢を事業主みずから率先して従業員に示すことが何より大切だと考えます。
有田 浩
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┃求┃人┃
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┃ 数字で見る求人の「今」
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求人は法改正や経済状況などの外的要因や求職者と求人側のマインドなどにより、日々変化していきます。
ある事業所様から、
「久しくやっていなかった求人募集をすることになったが今の求人はどんな状況なのか」
「給与の相場はどのくらいになっているのか」
とご相談をいただきましたので、ベース情報としてまとめたデータを共有いたします。
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┃１┃直近の有効求人倍率は1.5倍弱を推移
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まず、直近５か月間の有効求人倍率の推移は以下の通りです。
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│２月│１．４６倍│
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│３月│１．４８倍│
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│４月│１．４９倍│
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│５月│１．４８倍│
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│６月│１．４３倍│（※最新）
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次に少し長いスパン（直近５年）で見てみましょう。
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│令和２年│１．４７倍│
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│令和３年│１．４１倍│
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│令和４年│１．５５倍│
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│一昨年 │１．５３倍│
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│ 去年 │１．５４倍│
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┃２┃賃金は今年も上昇傾向に
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次に賃金の推移を見てみましょう。
ここでは『所定内給与』の推移を追ってみます。
※所定内給与とは･･･毎月決まって支給する給与のうち、残業や休日手当などを除いた給与
まずは、直近５カ月間の『5人以上の事業所（全業種）』です。
※カッコ内の金額は30人以上の所定内給与です。
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│１月│２０９，９４９円（２７８，３６５円）│
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│２月│２０４，０２５円（２７６，４４６円）│
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│３月│２１０，４４６円（２７９，６６１円）│
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│４月│２１１，３９８円（２８３，６５８円）│
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│５月│２１３，５２８円（２８２，３１１円）│（※最新）
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次に５年間の推移です。12月の所定内給与のデータで他の条件は同様です。
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│令和２年１２月│１９４，９２２円（２５０，００２円）│
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│令和３年１２月│１９３，２０５円（２４５，４２３円）│
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│令和４年１２月│１９９，９２５円（２４８，５４１円）│
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│令和５年１２月│２１３，７３４円（２４９，５３７円）│
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│令和６年１２月│２１９，１７１円（２６７，０８９円）│（※最新）
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┃３┃５月の産業別所定内給与
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最後に産業別の所定内給与です。
※カッコ内の時間は総実労働時間
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│全業種 │２５３，７８４円（１２８．７時間） │
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│建設業 │３０３，４７６円（１５８時間） │
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│製造業 │２８８，７９１円（１５０．５時間） │
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│運輸業、郵便業 │２９１，３５５円（１６９．３時間） │
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│飲食サービス業等│９５，４６９円（７８．７時間） │
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│医療、福祉 │２６９，３２５円（１３８．９時間） │
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今回ご相談いただいた事業所さまのように、数年ぶりに求人を出す事業所さまは是非参考にしてみて下さい。
個別のご相談については是非グローバルまでお問い合わせ下さい。
また、求人に関する事以外でも、事業所運営などでお悩み事がある場合は、お気軽にDr.総務、グローバルまでお問い合わせ下さい。
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┃助┃成┃金┃
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┃ 従業員の人材育成に活用したい「人材開発支援助成金」
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今月は人材開発支援助成金について簡単にご案内します。
この助成金は労働者に知識・技能を習得させるため訓練や研修を実施した場合に助成される制度です。
３つコースがありますが、今回は
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┃人材育成支援コース┃
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についてとりあげます。
┌◆ 「オンライン受講も」訓練や研修で人材育成！──人材育成支援コースとは
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人材育成支援コースのポイントをまとめてみました。
１．対象者は雇用保険に加入している方
２．職務に関連した知識の習得を目的とした訓練や研修を受講すること（研修機関や外部講師など）
→話を聞くだけのセミナーや社会人としての共通のマナー研修などは対象外
３．助成金申請に必要な受講時間は10時間以上
４．受講場所は研修場所に訪問、オンラインによる受講も可能
┌◆ 「経費助成＋賃金助成」──２つの助成が受けられる
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助成額は、
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│費用などコストに対しての経費助成│
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と
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│対象労働者が訓練を実施した時間数に応じて助成される賃金助成│
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の２つがあります。
受講者の区分（正規雇用か有期契約か）によって助成率が異なります。
例：正規労働者が30万円の外部研修を20時間実施した場合
経費助成…30万円×45％（助成率）＝135,000円
賃金助成…20時間×800円＝16,000円
となり、トータルで151,000円の申請が可能です。
ただし助成額には上限額があるので、ご注意ください！
（詳細はパンフレットをご確認ください）
厚生労働省WEBサイト：「人材育成支援コース」のご案内（PDF形式） [5]
この助成金を利用する際は事前に計画届の提出が必要ですので、ご興味のある事業所さまはお気軽にグローバルまでお問合せください。
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┃も┃ん┃げ┃ぇ┃が┃ん┃ば┃る┃！┃
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┃ スタッフのつぶやき
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『スタッフのつぶやき』はコチラ [6]でご覧頂けます。